敬意を持ったコード
インクルーシビティはV8の文化の中心であり、私たちの価値観には互いを尊厳を持って扱うことが含まれています。そのため、偏見や差別の有害な影響を受けることなく、誰もが貢献できるようにすることが重要です。しかしながら、コードベース、UI、ドキュメント内の用語がその差別を助長する可能性があります。この文書は、コードやドキュメンテーションで不敬な用語を解決することを目的としたガイダンスを定めています。
ポリシー
直接的または間接的に、侮辱的、傷つける、あるいは差別を助長する用語は避けるべきです。
このポリシーの対象範囲は何ですか?
V8の作業中に寄稿者が読む可能性のあるものすべてが含まれます。具体的には以下です:
- 変数、型、関数、ファイル、ビルドルール、バイナリ、エクスポートされた変数の名前など
- テストデータ
- システム出力と表示
- ドキュメンテーション(ソースファイル内外の両方)
- コミットメッセージ
原則
- 敬意を持つ:侮辱的な言葉を使わなくても、物事の仕組みを説明することが可能です。
- 文化的に敏感な用語に配慮する:特定の言葉は歴史的または政治的に重要な意味を持つ場合があります。この点を注意し、代替語を使用してください。
特定の用語が適切かどうかどう判断すればよいですか?
上記の原則を適用してください。質問がある場合は、[email protected]にお問い合わせください。
避けるべき用語の例は?
このリストは網羅的であることを意図していません。これは、頻繁に遭遇するいくつかの例を含んでいます。
用語 | 推奨される代替案 |
---|---|
master | primary, controller, leader, host |
slave | replica, subordinate, secondary, follower, device, peripheral |
whitelist | allowlist, exception list, inclusion list |
blacklist | denylist, blocklist, exclusion list |
insane | unexpected, catastrophic, incoherent |
sane | expected, appropriate, sensible, valid |
crazy | unexpected, catastrophic, incoherent |
redline | priority line, limit, soft limit |
このポリシーに違反するものとインターフェイスする場合はどうすればよいですか?
特に仕様を実装するコードにおいて、この状況が何度かありました。このような場合、仕様の言語と異なる表現を使用することは実装の理解を妨げる可能性があります。これらの場合、以下のいずれかを推奨します(優先度の高い順):
- 代替用語を使用しても理解を妨げない場合は、代替用語を使用してください。
- それができない場合、インターフェイス層のコードを超えて用語を広めないでください。必要に応じて、APIの境界で代替用語を使用してください。